高性能エッジ処理に対応するファンレス産業用ミニPC Skynew K12
概要
K12は、Intel 第12世代 Core i7-1255U を搭載した
SIer・FAエンジニア・ロボット開発者向けの高性能ファンレスミニPCです。
CPUの高負荷時の発熱対策として、
- 本体全体に金属製ヒートシンク(放熱フィン構造)を採用
- 追加放熱用ヒートシンク(4枚)を同梱
- BIOSにてCPU温度約80℃で自動降周波数制御(サーマル保護)
を実装し、長時間安定稼働を実現しています。
一般的なミニPCと異なり、産業用途に必要なファンレス設計と
デュアル2.5G LANを標準搭載しています。
主な用途
産業検査(マシンビジョン)
対応用途
- 外観検査(傷・汚れ検出)
- OCR認識(ラベル・バーコード)
- 寸法測定
K12の強み
- ファンレス設計 → 防塵・高耐久
- USB 3.2 → 高速カメラ接続対応
- デュアルLAN → 機器系とサーバー系の分離
移動ロボット / AGVシステム
用途
役割
- ビジョン処理ユニット(エッジ側)
- カメラ+制御装置の接続中枢
AI監視 / セキュリティ
用途
デジタルサイネージ
- HDMI 2.0 ×2(最大4K 30Hz)
- DisplayPort 1.4(最大4K 60Hz)
- USB Type-C(8K/60Hz)
複数画面出力による広告・案内表示に適しています。
産業制御 / エッジコンピューティング
産業制御 / エッジコンピューティング用途では
ファンレス設計による防塵性と長時間安定稼働に加え
デュアルLANによるネットワーク分離構成が可能なため、信頼性の高いシステム構築が行えます。
また、Linux環境にも対応しており、IoTゲートウェイやデータ収集、工場自動化など
柔軟かつ拡張性の高い運用が可能です。
オフィス / 仮想端末用途
ファンレス仕様なのでオフィスでも稼働音を気にせず設置することができ
i7 CPUによる十分な処理性能を有しているため、
- リモートデスクトップ端末
- フロント業務PC
- コールセンター
用の端末として活用することができます。
製品仕様
| 項目 |
仕様 |
| 型番 |
K12 |
| 商品名 |
ファンレス小型パソコン |
| OS |
Windows 11 Pro |
| プロセッサ |
Intel Core i7-1255U |
| コア数・スレッド数 |
10.12 |
| ベース動作周波数 |
3.50 GHz |
| ターボ・ブースト |
4.70 GHz |
| キャッシュ |
12 MB |
| TDP |
最大55W |
| グラフィックス |
Intel Iris Xe グラフィックス対応 |
| ビデオメモリ |
メインメモリと共有 |
| メモリ |
スロット1:16GB SO-DIMM DDR4 16GB
スロット2:空きスロット
|
| ストレージ |
Nvme M.2 2280 SSD 1TB
(M.2 2280 空きスロット、NVMe SSD また SATA SSD)が 1 スロットあります。 厚7mm2.5 インチHDD増設可) |
| 映像出力 |
HDMI ver 2.0(4K/60Hz対応)×2
DisplayPort(4K/60Hz対応) ×1
USB Type-C(8K/60Hz) |
| 有線 LAN |
Intel i225 2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T x
2ポート |
| 無線 Wi-Fi |
802.11ax Dual band 2 x 2 160MHz
Wi-Fi 6E 対応 (Intel AX210NGW) |
| Bluetooth 装置 |
Bluetooth 5.3 |
| USB インターフェース |
USB2.0×2
USB3.0×4
USB type-C×1 |
| オーディオ |
Realtek ALC269 |
| インターフェース |
HDMI 2.0 X2
DisplayPort 1.4×1
LAN ×2
USB 2.0 ×2
USB 3.0 ×4
USB Type-C ×1
音声出力 ×1
音声入力 ×1
|
| AC アダプター |
入力 100V-240V
出力 19V / 3.42A |
| 本体サイズ |
約 170 × 120 × 52 mm (突出物は含まない) |
| 本体重量 |
約 998g |
| 消費電力 |
最大 90W |
| 捆包内容 |
パソコン本体
ACアダプター
ネジ
取扱説明書
VESAブラケット
リカバリー用USBメモリ
|
| 適用温度範囲 |
-20℃~60℃ |
| 適用湿度範囲 |
20%~80%rh |
| 保証 |
1 年 |
対応OSについて
本製品は以下OSに対応しています
- Windows 11 Pro(出荷時搭載)
- Ubuntu
- 各種Linux
- OpenWRT
Intel I226 LAN 対応条件
対応OS
- Ubuntu 22.04 LTS 以上
- Linux Kernel 5.15以上(推奨5.17以上)
メーカーとしてはUbuntu 24.04 LTSを推奨しています。
注意事項
Ubuntu 22.04未満の場合
・LANが認識されない可能性あり
・通信不良の可能性あり
ドライバ(igc)手動導入が必要
※ドライバ提供・技術サポート対象外
RTCタイマーが正常に起動しない場合について
弊社製PC「K12」および「K12C」において、RTC(リアルタイムクロック)タイマーによる自動起動が正常に動作しない事象が確認されております。
この問題はBIOSの仕様に起因しており、該当機種をご利用のお客様には、BIOSアップデートを実施いただくことで改善が見込まれます。
下記の手順に従って、BIOSのアップデートをお試しください。
BIOSアップデートデータはこちらから
【BIOSアップデート手順】
- 1GB以上のUSBメモリをご用意ください。
・USBメモリはFAT32形式でフォーマットしてください。
- 提供されたBIOSアップデートデータを、USBメモリのルートディレクトリにコピーしてください。
- BIOSデータを保存したUSBメモリを、対象のPC(K12 または K12C)に挿入します。
※K12およびK12Cは共通BIOSです。
- USBキーボードを接続した状態で、PCの電源を入れ、すぐにF7キーを連打してください。
- ブートメニューが表示されたら、挿入したUSBメモリの名称を選択します。
- BIOSのアップデートが自動的に開始されます。
※アップデート中の画面イメージ

- アップデート完了後、「任意のキーを押してください」と表示されたら、キーを押して再起動してください。
⚠ この際、電源は絶対に切らないでください。
- OS起動後、一度PCをシャットダウンし、電源ケーブルを抜いてください。
- 数秒後、再度電源ケーブルを接続し、電源を投入します。これでBIOSの更新が完了します。
- その後、取扱説明書に従ってBIOS設定画面から「指定時刻自動電源オン」機能を有効にしてください。
RTCタイマーが正常に動作するようになります。
【ご注意】
- BIOS更新中や、BIOS設定画面の表示中に電源を遮断しないでください。
これにより、RTCタイマーを含む一部機能が正常に動作しなくなる可能性があります。
- ただし、OSを正常にシャットダウンした後の電源オフや電源ケーブルの取り外しは問題ありません。
業務用途向けBIOS機能
K12のBIOSには以下の機能が搭載されています。
| 機能 |
説明 |
| Wake-on-LAN |
LAN遠隔起動 |
| RTC起動 |
時刻指定起動 |
| Power Recovery |
停電復旧後自動起動 |
| WatchDog |
非対応 |
COMポート(シリアルポート)
COMポートについて 本製品は外部のCOMポートは搭載しておりませんが、 マザーボード上にCOMポート用ピンヘッダを備えています。
外部からCOMポートをご利用いただく場合は、 別途変換ケーブルや拡張パーツをご用意ください。
COMポート①はマザーボード上のジャンパーを変更することで切換可能です。
RS232、RS422、RS485
技術FAQ
ファンレス構造でCore i7搭載ですが、熱対策はどのように行われていますか?
本製品は筐体全体をヒートシンクとして活用する放熱設計に加え、追加の外付けヒートシンクを同梱しています。
さらにBIOS側でCPU温度が一定値(約80℃)に達した際に自動でクロック制御を行うサーマル保護機能を備えており
無音かつ安定した長時間稼働を実現しています。
デュアル2.5G LANはどのような構成に適していますか?
外部ネットワークと内部機器ネットワークの分離構成や、カメラネットワークとサーバー通信の分離などに適しています。
また、ソフトウェアルーターやファイアウォール用途、負荷分散・冗長化構成にも対応可能で
産業用途のネットワーク設計に柔軟に対応できます。
Linux環境での利用時に注意点はありますか?
Intel i225 LANを使用しているため、古いLinuxカーネルではネットワークが認識されない場合があります。
Ubuntu 22.04 LTS以上、もしくはKernel 5.15以上(推奨5.17以上)での利用を推奨しており
それ未満の場合はドライバ(igc)の手動導入が必要になる可能性があります。
ストレージ構成はどのように拡張できますか?
M.2 2280スロットの空きスロットがあり、NVMe SSDおよびSATA SSDに対応しています。
標準で1TB SSDを搭載しつつ、追加ストレージによる容量拡張など
用途に応じた柔軟なシステム構築が可能です。
無人環境での運用(遠隔管理)には対応していますか?
はい、Wake-on-LANやRTC起動、電源復帰時の自動起動(Power Recovery)などの
BIOS機能を備えており、遠隔からの電源制御やスケジュール運用が可能です。
無人拠点や設備組み込み用途でも安定した運用が行えます。
保証・アフターサポートについて
Skynewの小型パソコンは1年保証&国内サポート
商品に関するお問い合わせ対応・サポートは埼玉県鴻巣市で一貫して行っております。
ご質問やご不安なことがあればお気軽にお問い合わせください。